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◆「川崎病」が長引いて・・ [小児科]

上海に住んでいる孫が川崎病を発症し、長引いているため、来日して日赤で治療を受けています。
(息子は年末年始病院に泊まり込み)

4歳以下の乳幼児に多いという川崎病。

病名の由来は、1961年に日本赤十字社の川崎富作(小児科医)が患者を発見し、1967年に報告し名づけられたそうです。

現時点では、原因不明の病気で、最近では年間10,000人以上の患者さんが発生しており、年々増加傾向にあるという。

全身の血管に炎症が起こり、とくに心臓の血管に動脈瘤(冠動脈瘤)を作りやすいのが特徴とのことで心配です。

合併症を予防するために免疫グロブリン療法が開発されたのですが、効果が表れない患者もいるので困ります。

うちの孫は、その例らしく、長引いていて、現在、日赤でステロイド治療を施しているとのこと。


◎主要症状
・5日以上続く発熱(ただし、治療により5日未満で解熱した場合も含む)
・両側眼球結膜の充血
・口唇、口腔所見:口唇の紅潮、いちご舌、口腔咽頭粘膜のびまん性発赤
・不定形発疹
・四肢末端の変化:(急性期)手足の硬性浮腫、掌蹠ないしは指趾先端の紅斑、(回復期)指先からの膜様落屑
・急性期における非化膿性頸部リンパ節腫脹

6つの主要症状のうち5つ以上の症状を伴うものを本症とする。
ただし、上記6主要症状のうち、4つの症状しか認められなくても、経過中に断層心エコー法もしくは、心血管造影法で、冠動脈瘤(いわゆる拡大を含む)が確認され、他の疾患が除外されれば本症とする。

◎治療として免疫グロブリンの超大量療法が普及したが、その不応例への対応が課題となっているとのこと。
以前は禁忌とされていたステロイドが見直され、重症例に対する初期治療として投与する多施設共同研究が進行中だと。

ー冠動脈瘤の発症ー
川崎病で怖いのは冠動脈瘤などの後遺症を残すこと。早期に診断し治療すれば、後遺症を防ぐことができると言われるが心配です。

ステロイドは、免疫グロブリン療法が行われる前の70年代に、川崎病血管炎に対する治療として一時期行われていたそうです。

ところが、「79年に『ステロイド使用例では巨大冠動脈瘤を合併する症例が増加し、動脈瘤が破裂しやすくなる』との意見が発表され、はっきりとした証明がないままに川崎病には禁忌とされるようになってしまった」とのこと。

それが見直されるようになったのですね。

他に、海外でもいくつかの薬物の投与が行われているが、ケースバイケースで、決定的なものが確定していない状態です。

無事を祈るばかりです。

医療機関と医師


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◆熱性けいれん 小児の急病 [小児科]

―熱性痙攣(けいれん)―

子どもって急に熱を出すのであわてますね。

けいれんを夜中に起こすと、親としては動転してしまいます。

座薬をいれるタイミングとか、初めての子どもだと分からないことばかりで本当に心臓が止まりそうになります。

 突然、白目をむいて、子どもの体が硬直して口から泡をふくこともありますね。
 親の方が動転して何もできないと泣きたくなりますね。

 医師は「5分以上続いたら救急車を呼んで」と言い、けいれんを予防する座薬を処方してくれます。

 熱性けいれんは、高熱になる直前に起きるので、体温が37度5分になったらダイアップ(座薬)を1回入れ、8時間後に38度以上あれば2回目を使うということです。

 救急車もいつ呼んだら良いか迷いますね。病院に着いたら発作がおさまっていることもありますからね。

 
 熱性けいれんに詳しい京都第二赤十字病院、小児科副部長の長村敏生さんによると、
ダイアップは完全に吸収されるまで15分程度かかるので、使うなら痙攣が起きる前に使うのがいいということです。

 体温が高めなら、「平熱より1度高い時」でよい。ほとんどのけいれんは発熱後数時間以内に起きるが、2回使えば24時間は効果が続くそうです。薬を使ったほうが、使わない時に比べ、発作は軽くて済むそうです。

 けいれん後、意識が戻らない時とか心配なら救急車を呼ぶか、自家用車などで病院へ行くのが良いのだと。

◇熱性痙攣(けいれん):
高熱に対する脳の生理的な反応で乳幼児の6~8%程度に起きる。再発することもある。

※京都第二赤十字病院と長村敏生医師については、「医事ブログ」を参照してください。

京都第二赤十字病院と長村敏生医師

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