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◆骨粗しょう症 骨の形成促す注射薬も [骨粗しょう症]

骨粗しょう症 骨の形成促す注射薬も  

 骨がもろくなる骨粗しょう症。背骨や大腿骨の骨折を招き、寝たきりの原因にもなる。特に閉経後の女性は、ホルモンの減少で骨粗しょう症になりやすい。閉経前に一度は、骨の丈夫さを調べる検査を受けておきたい。飲み薬に加え、自分で注射するタイプの治療薬も登場した。(中島久美子)


 骨は、内部で常に新しく生まれ変わることで、丈夫さを保っている。ところが古い骨を壊す「破骨細胞」と新しい骨をつくる「骨芽細胞」のバランスが崩れたり、骨の成分となるカルシウムが不足したりすると、骨が弱くなる。これが骨粗しょう症で、立ち上がる、つまずくなどのちょっとした動きでも骨折しやすくなる。

 患者の7割は女性だ。骨を丈夫にする働きがある女性ホルモン(エストロゲン)が、閉経によって急激に減ると、骨粗しょう症になりやすい。

 検査は、エックス線で骨の中のカルシウムなどミネラル分の密度(骨密度)を測る。超音波を使った簡単な検査法もあるが、正確に調べるには、2種類のエックス線を腰骨にあてる方法が良い。骨密度が20~44歳の女性平均の70%未満の場合、薬物治療の対象となる。

 病院の整形外科などで受けられる。自治体によっては、40歳以上の女性を対象に5年ごとの検診を実施している。

 予防のためには、カルシウムを含む乳製品や、ビタミン類が豊富な緑黄色野菜を摂取すると良い。
ウオーキングなどの適度な運動は、骨を作る細胞の働きを良くする。

 治療薬には、いくつかの種類がある。使い方や作用が異なるため、特徴をよく知っておこう。

 よく使われるのはビスフォスフォネート製剤だ。骨を壊す働きを強力に抑え、骨密度を増やす効果もある。
ただし胃腸の荒れを招きやすいのが難点だ。
副作用で使えない場合は、やや効果は弱いが同じような働きがあるSERM(サーム)製剤を用いる。婦人科では、女性ホルモンを補う薬を使うことがある。

 症状によって、ビタミンやカルシウム剤を併用する。

 2010年10月、骨をつくる働きを盛んにする新しいタイプの治療薬テリパラチド(商品名フォルテオ)が保険適用された。
骨粗しょう症による骨折の経験がある、従来の薬では骨密度が維持できない――など症状の進んだ人が対象。患者が自分で1日1回、おなかに注射する。費用は1か月約1万6000円(3割負担の場合)かかる。

 埼玉県の主婦(58)は06年末、骨折をきっかけに骨粗しょう症と診断された。翌年からテリパラチドの治験に参加、18か月の注射で、骨密度は67%から78%に増えた。この秋にはキノコ狩りに出かけた。
「元気に歩けました」と話す。

 主治医の豊岡第一病院(埼玉県入間市)院長山根宏夫さんは、
「一度骨折を経験した患者は、行動が消極的になりがち。骨折を恐れずに、いきいきと生活できる意味は大きい」と話す。

 テリパラチドは、治験の結果から安全性を考慮して、使用期間は最大18か月に制限されている。
 治療を終えた後は、ビスフォスフォネート製剤などでの治療を続ける。

 【骨粗しょう症の検査や治療が受けられる施設】 
骨粗鬆症財団のホームページ(http://www.jpof.or.jp/)に、対応する医療機関のリストが掲載されている。

(読売・医療大全記事より)

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