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◆精神疾患 誤診や過剰診断 [精神科医療]

精神疾患の早期支援 誤診で投薬 未来奪う  

 〈うさぎくんは、自慢の長い耳に変な声が聞こえるようになった。命令したり、バカにしたり、家でも森でも、どこへ行っても聞こえてくる。頭の中がぐるぐるぐるぐる、怖くて夜も眠れない〉

 これは、統合失調症を子ども向けに解説した絵本「そらみみがきこえたひ」(情報センター出版局)の一部。
長崎県の大村共立病院副院長、宮田雄吾さん(精神科医)が厚生労働省の科学研究費補助金をもとに制作した。このほか、うつ病や摂食障害など四つの精神疾患の絵本を作り、県内の全小中学校にセットで配布した。

 うさぎくんはその後、医師の診察を受けて、薬と休養で元気を取り戻した。宮田さんは、子どもが精神疾患を学ぶ意義について「精神疾患は若いころに発症するものが多く、事前に知識を持つと早期受診につながる。家族や友人の精神疾患を正しく理解できる効果もある」と話す。

 もっとも、幼少期や思春期には、病気ではないのに「そらみみ」が聞こえることがある。国内の中学生約1万人を対象とした調査では、約15%が幻聴や妄想に似た体験をしていた。

 東京都精神医学総合研究所研究員の西田淳志さんは「苦痛を伴う幻聴は、将来、精神疾患につながる可能性があり、継続的支援が必要。だが、たわいのない幻聴や妄想は自然に治まる。安易に病気に結びつけるべきではない」と指摘する。

 「統合失調症の早期発見の名のもとに、多くの子どもたちがひどい誤診、薬害を受けてきた」

 そう語るのは、発達障害の人たちを支援するNPO法人ノンラベル(京都市)の理事長、田井みゆきさん。特に、知的障害がないのに、円滑な対人関係を築けない高機能広汎性発達障害の人たちが被害を受けた。過去の怖い体験を急に思い出す特徴や、聴覚の感覚過敏などが、統合失調症の初期症状とされてしまったのだ。

 田井さんは「現在かかわる170人のうち、40人近くが誤診の被害者。長期の大量投薬の影響で、誤診と分かっても薬を止められなくなったり、手足のしびれなどの後遺症が残ったりする人もいる」と話す。

 誤診や過剰診断は、うつ病でも生じやすい。宮田さんは「若者のうつ状態は、周囲と折り合いがつかずに落ち込む適応障害の場合が多い。生活環境の調整や、良好な対人関係の築き方を学ぶことが最優先で、安易に抗うつ薬を使うべきではない」と話す。

 若者の心の不調をいち早く拾い上げ、支援する仕組み作りは大切だ。だが、診療する精神科医が「診断力」の向上を怠ったままでは、早期支援は若者の未来を奪うことになりかねない。

(読売・医療大全記事より)

◇専門家、上記のようなケースにおけるプロの医師の登場を切望します。

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