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◆子どもに治療説明… アニメで理解! [幼児治療]

子どもに治療説明… アニメで理解 「怖さ」和らぐ  

注射、点滴、X線検査……。治療や検査の意味が十分理解できない幼児にとって、これほど怖いものはないだろう。そこで、子どもたちに治療内容を分かりやすく説明する専門職を養成する活動が始まり、アニメを用いた画期的な装置も登場した。(佐藤光展)

  子どもが診察室で泣き叫ぶのは、単純な恐怖心からだけではない。
順天堂大病院(東京都文京区)小児科准教授の田中恭子さんは「病気や治療内容を理解する機会が十分に与えられないことが、不安をより大きくしている」とみる。

 そこで一部の小児科では、紙芝居や、人形を用いたお医者さんごっこなどで、治療内容を易しく説明してきた。田中さんは「注射は痛くてもいじめじゃないことや、元気になるために必要なことをしっかり伝えることで、治療への意欲を引き出すことができる」と話す。

 米国や英国には、子どもの治療を心理的に支える専門職があり、多くの病院で働いている。こうした職種の日本版を作ろうと、今年4月、田中さんら小児科医や、米英の専門職の資格を持つ看護師、保育士らが集まり、「子ども療養支援協会」を設立した。専門職の「子ども療養支援士」を養成し、全国の小児病棟への配置を目指す。

 そんな中、日本のお家芸のアニメを活用し、幼児に治療内容を説明する液晶端末も登場した。アニメ作品の制作・配給などを行う会社が、病院からの要望を受けて開発した「スマイルタッチ」だ。

 バッテリー式で手軽に持ち運べるこの装置は、12インチの液晶画面に触れると様々なアニメが見られる。
いちばんの特徴は、注射、点滴、X線検査、吸入の流れを描いたオリジナルアニメ(各3分前後)だ。
子どもが、医師や看護師の説明を理解しながら、検査や治療を受けていく場面がアニメで描かれる。

 例えば「採血ってな~に?」では、医師が「体が元気かどうか、どこが良くないか調べてみるね。ほかにも、お薬が効いているか、元気になっているか、いろいろ分かることが多いの」などと説明。
針を刺す時は「ちょっとチックンするよ。チックンとしたら五つ数えてね」と話しかける。

 この装置を先行使用した順天堂大病院を受診した4歳の男児は、採血を知って「もう帰る」と落ち着かなくなったが、このアニメを見て「頑張る!」と大きくうなずいた。採血中も大きな声で五つ数え、無事に終えることができた。

 装置には、アンパンマンやハローキティなどの人気アニメも豊富に収められ、検査中に見ることができる。同病院で超音波検査を受けた7歳の女児は、「名探偵コナン」を楽しく見ながら10分近い検査を終えた。医師は「体が動かないので検査が非常にやりやすい」と話す。

 装置は今月から、医療機関へのレンタル(月9800円)が始まった。オリジナルアニメを監修した田中さんは「この装置をきっかけに、子どもの心に配慮した医療や看護が広がってほしい」と話している。

(読売・医療大全記事より)

◇すばらしいアイデアですね! 日本もようやくお家芸のアニメが子供たちの医療に役立つようになったことを知り、うれしい限りです。

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