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◆人工血管の、耐久性は? [人工血管]

Q. 23年前に人工血管入れたが、耐久性は? 

23年前、腹部大動脈瘤が見つかり、人工血管を入れる手術を受けました。その時、「人工血管は25年くらい持つ」と言われたと思うのですが、既に23年、経過しています。今後、人工血管を入れ替える手術を受けなければならないのでしょうか。ちなみに、2~3年に1度はエックス線検査を受けていますが、今のところ、異常はないようです。(64歳男性)


A. 人工血管は一生モノ、心配しないで―南淵明宏 大和成和病院院長(神奈川県大和市)―
 

 人工血管は一生モノです。25年で交換する必要はありません。体の一部を「人工的なもので取り替えた」ということで、悲観的な印象をお持ちなのではないでしょうか。その心理状態が、「だいぶ前のことだけど、医者から確かそういう説明を受けたはずだ」というふうに、ネガティブな記憶が出来上がってしまっているのではないでしょうか。

 人工血管は特殊な繊維で編んだ布でできた筒です。人体に植え込まれると、ヒーリングという現象が起こって人工血管の壁の外側と内側から細胞が増殖して被い隠してしまいます。23年も経っているならば、人工血管の壁は硬い繊維組織の細胞の塊の中に完全に埋まっていることでしょう。それでも、血液の通り道である内腔はしっかりとスペースが確保されているはずです。

 さて人工血管は他の人工臓器同様に高価なものです。当時でも一本で30万円はしたでしょう。昔「600万ドルの男」という、全身に高価な機械を植え込んだサイボーグのヒーローが活躍するアメリカのテレビドラマをやっていましたが、あなたは最低でも材料費で30万円はかかっている男、ということになります。普通はみんなゼロ円なんですが。

 それに仮に一万歩譲って腹部の大動脈に植え込んだ人工血管が年数を経て変形するとして、それを調べるのにはエックス線検査は無意味です。お医者さんは人工血管のことなど全く心配されていないのではないでしょうか。

 CT(コンピューター断層撮影)検査であれば一目瞭然です。一度検査されてみてはいかがでしょう。間違いなく、拡大も縮小も変形もないはずです。

(読売・医療相談室記事より)

◇すごいことですね、というのが率直な感想です!

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