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◆川崎病―子供の病気―冠動脈が変形 [子供の病気]

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子供の病気 川崎病… 冠動脈が変形 後遺症も

原因不明の子供の病気「川崎病」が増えている。
2005年以降、年間の患者数は1万人を超え、08年には約1万2000人に達した。
発症後、数十年たって突然、心筋梗塞などで死亡する例もあり、成人も受診できる専門外来を開く医療機関も出てきた。(館林牧子)

成人後に心筋梗塞の危険 
川崎病は、高熱が続き、両目が充血し、唇は赤く、舌はイチゴのようにぶつぶつが目立ち、体に発疹が出る。手足がぱんぱんに腫れ、首のリンパ節が腫れ上がる。熱が下がる頃、指先の皮膚がむける。

 4歳以下、特に1歳前後に多いが、まれに大人も発症する。1967年に日赤中央病院(現・日赤医療センター)の小児科医、川崎富作さんが発表、世界的に「川崎病」と呼ばれている。様々な研究が行われているが、原因はわかっていない。人から人への感染は報告されていない。

 全国の患者数の調査にあたる自治医大教授(公衆衛生学)の中村好一さんによると、1979~86年に3回流行し、その後はじわじわと増え続けている。「とにかく原因がわからないので、なぜ増えているのかも不明」と話す。

 いったん発病すると、全身の動脈が炎症を起こす。ガンマグロブリンという薬を点滴するなどして治療する。治療をしても、年に2、3人程度は亡くなってしまうが、大部分は回復する。

 ただ、心臓を取り巻く冠動脈という血管に炎症が起き、血管が広がって瘤ができることがある。また、広がった血管が治る過程で逆に狭くなってしまうこともある。

 冠動脈の変形が残ると、血の塊(血栓)が詰まって心筋梗塞を起こす危険がある。日大板橋病院小児科准教授の鮎沢衛さんによると、かつては20%程度の子供に冠動脈障害が残ったが、最近では、治療の進歩で3%程度に減っている。

 冠動脈障害が残った場合は血栓ができないよう、血を固まりにくくするアスピリン、ワーファリンなどの薬を飲み続ける。まれに、心臓のバイパス手術を行うこともある。

 鮎沢さんは「冠動脈障害が残っても、定期的に心臓の検査を受け、薬を飲み続ければ普通に日常生活を送れることがほとんど」と話す。ただ、自覚症状がまったくないので、中高生になると2~3割が受診に来なくなってしまうのだという。治療を中断し、大人になって突然、心臓発作を起こして死亡した例もある。

 こうした事態を受け、同病院小児科では9月から「川崎病長期フォローアップ外来」を開設。日帰りで心臓の検査を受けられるようにする。

 患者団体「川崎病の子供をもつ親の会」も今年4月、冠動脈障害のある人に対し、心臓の定期検査を受けるよう呼びかけを始めた。代表の浅井満さんは「川崎病にかかったことがある大人を診る病院は全国にある。ぜひ会に問い合わせてほしい」と話す。


◇ 同会では、9月19日午後1時半から東京・池袋の豊島区立勤労福祉会館で専門家による講演と相談会を開く。問い合わせは浅井さん((電)0467・55・5257)まで。

◆冠動脈障害のある成人を診る主な医療機関
・日大板橋病院 小児科「川崎病長期フォローアップ外来」
03-3972-8111
・東京逓信病院(東京都千代田区)小児科
03-5214-7111
・近畿大病院(大阪府大阪狭山市)小児科
072-366-0221
◇「川崎病の子供をもつ親の会」:以下、詳しい受診方法:
http://www.kawasaki-disease.gr.jp/pdf/appealHP1.pdf
(読売・医療大全記事より)

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