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◆閉経がわからない―子宮全摘― [婦人科]

Q. 子宮全摘、閉経がわからない

 43歳の時に子宮全摘手術を受けました。排卵痛らしきものを感じることはあります。月経がない人の場合、どうやって更年期や閉経を判断すればいいのですか?(49歳女性)


A. ホルモン値検査などで総合的に判断―水沼英樹 弘前大産婦人科教授(青森県弘前市)―  

 手術で子宮を提出した場合の閉経の診断は、血液検査によりホルモン、特に卵胞刺激ホルモン(FSH)と卵巣から分泌される女性ホルモンであるエストロゲンの値を調べることで可能です。
 FSHとエストロゲンとの間には密接な相互関係があり、お互いが干渉しあってそれぞれの血中濃度を一定の値に維持するように保たれています。

 ところが、閉経などで卵巣の働きがなくなりますと、エストロゲン分泌が低くなりますので、脳はエストロゲンの分泌を促そうとしてFSHの分泌を亢進(働きがたかまる)させます。つまり、エストロゲンの値が持続的に低く、卵胞刺激ホルモンの値が持続的に高い場合には、卵巣の働きが低下している、すなわち閉経と判断できる訳です。

 ただし、エストロゲンや卵胞刺激ホルモンの分泌は時期により変動するので、絶対的な指標にはなり得ず、実際は、これらのホルモン値に加えて年齢などを総合的に評価して判断しています。

(読売・医療相談室記事より)

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タグ:閉経感知
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◆外陰部のかゆみ―痛みのホルモン治療、がん発症が心配 [婦人科]

Q. 外陰部のかゆみ・痛みのホルモン治療、がん発症が心配 外陰部のかゆみ、痛みがあり、婦人科でホルモン補充療法を勧められました。長期にわたる場合の乳がん発生などのリスクも怖いです。(63歳女性)


A. 局所治療ならがん発症の心配は無用 ―水沼英樹 弘前大産婦人科教授(青森県弘前市)―

 閉経後の女性が外陰部のかゆみや痛み、更にはおりものの増加などがあった場合は、まず萎縮性腟炎を疑います。

 萎縮性膣炎は閉経により、女性ホルモン・エストロゲンが欠乏するために起こる炎症です。エストロゲンが足りないと外陰部、特に腟の粘膜が薄くなり、少しの刺激でも出血しやすくなったり、雑菌に感染しやすくなったりします。性交痛なども出てきます。

 婦人科で、患部の診察などで、比較的簡単に診断できます。黄白色のおりものがある場合には、雑菌の感染もあると判断できます。

 治療の基本は女性ホルモン剤の投与です。

 萎縮性膣炎のほかに更年期症状がない場合は、膣への局所治療で済みます。膣錠を使います。感染が見られれば抗生剤も使います。

 局所治療で使うエストロゲン製剤は、全身に起きた更年期症状の治療で使うエストロゲン製剤と比べて、作用が弱く、通常の使い方では、使用に伴うがん発生の心配は無用です。

 一方、のぼせやほてりなど全身にエストロゲン欠乏による更年期症状が併発している場合は、飲み薬やはり薬などを使った全身的なホルモン補充療法が必要となります。この場合、副作用に注意する必要があります。

 心配されている乳がんですが、5年以内の使用ならそれで乳がんが増えると言うことはありません。
ただし、乳がんがあるのに気づかずに、治療を始めるとがんが増悪してきますので、全身性のホルモン補充療法を受ける時には、必ず乳がんがあるかどうかのチエックも忘れないでください。
 その他の副作用に関しては投与量や投与の方法、ホルモン剤の選び方で副作用を軽減できますので、主治医に相談してみることをおすすめします。

(読売・医療相談室記事より)


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