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◆トラウマ、ドメスティックバイオレンス [心理療法]

長女が小学校高学年になったころ、夫は寝ていた長女をたたき起こすと、
「正座しろ」とわめいた。

それまで妻や両親が相手だった夫の暴力の矛先が娘に向けられた。
女性は強い恐怖を覚えた。
長女は幻覚が見えるなど精神的に不安定になっていった。
女性は夜寝られないほどふらふらになった。

ある晩、ドメスティックバイオレンスの相談窓口に電話した。
「今からすぐ来ませんか?」
相談員の女性を前に、涙が止まらなかった。
夜家に帰ると、鍵が閉まり締め出された。

「もう十分だ」娘二人を連れて家を出た。
実家の両親に「離婚する」ときっぱり言った。
娘の学校の先生に相談すると、
トラウマの治療に取り組む兵庫教育大の先生を紹介された。

離婚後、女性は長女を連れ、同大を訪れた。

元夫から長年暴力を受け続け、自らも娘に手を上げるほど精神が不安定になった40歳代の女性。

二人の娘を連れての離婚直後は、生きる気力さえないほどに疲れていたという。
長女の心の治療のため、兵庫教育大教授・臨床心理士の市井さんを訪ねると、
「お母さんが回復しないと、娘さんは良くなりませんよ」と、一緒に治療を勧められた。

トラウマの治療には、薬物療法や心理療法が行われる。
薬は、一般に、抗うつ薬のSSRI(選択的セロトニン再取り組み阻害薬)が用いられる。
心理療法では、トラウマ体験を思い出し慣れさせる
「暴露療法」が主に行われるという。

市井さんが取り組んでいるのは、眼球を左右に動かしながら過去の体験を思い出す、
「EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)」という心理療法。
1989年に米国で生まれ、日本でも広がりつつある。

記憶を整理する浅い眠り「レム睡眠」の状態に脳を近づけ、激しい恐怖と結びついたトラウマの記憶を、遠い過去のように感じさせ、出来事に対処できる前向きな自分を意識できるのだという。
  
         (讀賣・医療ルネサンス)を読んで

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◆文芸(のあいちいHP)

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