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◆ヘルタ・ミュラー女史 ノーベル文学賞受賞! [ノーベル文学賞]

ルーマニア出身のドイツ人作家、ヘルタ・ミュラーさん(56)がノーベル文学賞に決まった。

作品のテーマとして取り上げ続けてきたルーマニア旧独裁体制の市民への弾圧について、
「時が過ぎても独裁の事実が記憶から過ぎ去ることはない」と。

 ミュラーさんへの授賞はドイツで、冷戦終結の転機となった「ベルリンの壁」崩壊20周年にちなむ朗報として受け止められた。

ケーラー独大統領は「20年前、東欧の独裁体制が終わったことを我々に想起させる」とコメント。
旧東ドイツの独裁への非難を繰り返してきたメルケル首相も「壁崩壊20年に、忘却に逆らおうとする者をたたえることは重要なメッセージだ」とほめたたえた、という。

 ルーマニアのドイツ語圏に生まれ育ったミュラーさんは80年代に著作を発禁処分にされ、家宅捜索や尋問を繰り返し受け、87年、故郷を離れ、当時の西ベルリンに移り住んだ。
移住後もチャウシェスク政権が崩壊する89年末までは秘密情報員から殺害の脅迫を受けており、こうした被弾圧体験が作品群を大きく性格付けているという。

 ミュラーさんは、
「独裁下で生き延びることができなかった友が私にもいる。問題なのは、まだそうした歴史を直視しない人々がルーマニアにいることだ」と弾圧側に回った人々を非難した。

 さらに「ナチスの強制収容所、軍事独裁、数々のイスラム国に存在する神がかりな独裁、こうした歴史的な破局が多くの人々を巻き込んだ。破局が記憶から消え去ることはない」とも語った、と。

「濃厚な詩と、散文の率直さにより、阻害された人々を描写した」ことが受賞理由になったとのこと。

テイミショアラ大学でドイツとルーマニアの文学を学ぶ間、チャウシェスク大統領の独裁に反発し、言論の自由を求める運動に参加。工場の翻訳者となったが、秘密警察への情報提供を拒んで解雇され、失職。こうした体験を作品に投影したという。

82年、短編集「泥沼の世界」ルーマニアの小さなドイツ系社会における腐敗や不寛容、抑圧などを題材にした短編集。
94年、「緑の梅の土地」独裁下の民衆の窮状を描いた作品。

92年、「狙われたキツネ」日本語に翻訳されたが絶版。

・ヨーロッパ文学賞など多くの文学賞を受賞。

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