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◆パニック障害 [心の障害]

<こころ>
◆パニック障害

歯科の診察台。20歳代の女性患者がケーキをパクパクやっている。フォークを置いて缶コーヒーを飲み、フーっと一息ついたところで歯科医が声をかける。
「では水でうがいして、歯を見せて下くださいね」
女性患者はパニック障害で長く歯科に行けなかった。一番落ち着ける行動をたずねたところ、「ケーキを食べている時」と応えたためそのような治療になったという。
患者は受付で待つ間に苦しくなることが多いため、直ぐに診察室へ案内する。診察台が苦手な人は立ったまま治療する。発作が起こりそうになったら、麻酔中でも治療を中断し、散歩してきてもらったり診察室の隅にタオルを敷いて横になってもらったりするという。


◆女優の大場久美子さんの場合

度重なる発作に苦しみながらも、女優の大場久美子さん(49)は舞台やテレビの仕事を休まずこなしていたが・・6年前、知人に紹介された心療内科で、パニック障害と診断された。

大場さんが13歳で芸能界入りし、人気アイドルになってからも、実家をひと目見ようと遠くから来たファンを招き入れ食事を振舞った、という大場久美子さんのお母さん!

「母のような女性になりたいと、ずっと思い続けてきました」
そんな誰からも慕われる自慢のお母さんが、10年前の6月に心臓の病気で亡くなったという。

葬儀の翌日、大場久美子さんは、自宅のソファで疲れ切った体を休ませながら母を思った。

葬儀の緊張が解けると、喪失感や悲しみが何倍にもなって押し寄せた。ドラマ収録で最後を看取れなかったことを悔やんだ。そして最初の発作が起こった。

心臓が、取り乱したようにバクバク動き出した。鼓動が耳に刺さるほど大きく聞こえた。息苦しくなり、死を意識するほどの恐怖に襲われた。

パニック障害は、一生の間に100人に3、4人が罹るという。

脳の一部の過剰な興奮をきっかけに、動悸、息苦しさ、発汗、胸痛などが起こる。
緊張や不安から呼吸の回数が増え、息苦しさが増す過換気症候群を伴う場合も多いという。

大場久美子さんの場合、発作は30分近く続いたという。
疲労のためかと思ったが、2週間後、再び発作に見舞われた。頻度は次第に増し、毎日起こるようになった。
発作中に体が硬直し、目の前が真っ暗になることもあったという。
内科で心電図を取ったが異常なしと言われた。心療内科、そしてカウンセリングも受けた。
病院を何度も変えた。
洗髪が怖くなったかと思うと、飲食店や電車などの狭い場所でも発作が起こったら逃げられないと焦り、それが発作を招いた。

通るたびに発作が起こる階段、坂、エスカレーター・・、と苦手なものがどんどん増えていった。

デビューの時から仕事は休まないと肝に銘じてきた。強い責任感が仕事中の発作を抑え込んだのかもしれない。

仕事の行き返りや買い物の途中などに繰り返し発作に見舞われた。一度発作が起きた場所ではまた起こるのではと不安に駆られ、今倒れたら周囲に迷惑がかかると焦り、心臓の鼓動や息苦しさが増していく。ー「予期不安」ー

中学生で芸能界へ入り、自分を抑えて働き続けたストレスが積み重なり、「母の死をきっかけに、心の傷が開いたのかもしれない」と。

以前は、嫌なことを嫌と言えず、「言っても何も解決しない。口にするのはわがまま」と自分を納得させていた。それが、言えるようになった、と。

3年前、一時的に発作が再発したが、現在は治まり、今春、「やっと。やっと! パニック障害からぬけ出せそう・・」という闘病記を出版した。(讀賣新聞・医療ルネサンス参照)


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